順天堂大学では、2024年度から「中谷生体空間オミクス医療解析拠点」（Nakatani Biomedical Spatialomics Hub, Nakatani-BSH）を立ち上げました。Nakatani-BSHは、公益財団法人中谷医工計測技術振興財団の長期大型研究助成をもとに設立された寄付講座です。生体組織の3次元的な細胞分布・解剖学的構造等の「空間コンテキスト情報」に着目し、分子発現情報と統合させた空間オミクス「Spatialomics」を実現させ、医学医療への応用を目指します。5年間のプロジェクトで、オルガノイド全細胞解析技術を応用した難治がん創薬、組織透明化技術を応用した3次元病理学の実現と実装を推進します。

設立に関する中谷医工計測技術振興財団のアナウンス

日本経済新聞掲載記事

来る5月12日（日曜日）に、 Nakatani-BSHのキックオフシンポジウムを開催しますので、ぜひご来場・ご視聴のほどお願いします。ご研究室の皆様、並びに近隣で関心のある先生方にもご周知いただけますと幸いです。

順天堂大学大学院医学研究科　中谷BSH拠点長　洲崎悦生